治療では歯をなるべく抜かない低侵襲な治療を行います

むし歯の治療はむし歯の進行度により異なります

むし歯の治療法は進行度によって変わります。 しかし、むし歯部分の大きさや状態、患者様の年齢や生活環境、希望などは一人ひとり異なっている上、 治療に対するドクターの考え方も反映されるので、同じ進行度でも同じ治療が行われるとは限りません。

アドバイス
虫歯治療は即日で終わる治療から、複数回かかる治療から様々です。知覚過敏とも混合しやすいこともあります。 虫歯かな!?と思って知覚過敏だったり、知覚過敏と思って相談したら、実は虫歯が見えないところで進行していることもあります。 大事でなければ取り越し苦労で終わり安心です。一度見てもらいましょう。

ポイント
冷たいものが、一分近く痛みが続くなら虫歯の可能性高いです。熱いもの、ズキズキとした拍動性の痛みが続くならかなり進行の虫歯の可能性があります。
意外と治療が終わっている歯(特に銀歯!)
銀歯はプラークが停滞しやすく、銀歯と歯の境界線から虫歯になる二次カリエス(再虫歯)に陥りやすいです。
ちなみに知覚過敏は、軽いものは刺激後数秒で治まります。歯科医院へ行って適切な診断・治療を行いましょう。

むし歯治療について

虫歯治療は即日で終わる治療から、複数回かかる治療から様々です。知覚過敏とも混合しやすいこともあります。 虫歯かな!?と思って知覚過敏だったり、知覚過敏と思って相談したら、実は虫歯が見えないところで進行していることもあります。 大事でなければ取り越し苦労で終わり安心です。一度見てもらいましょう。

むし歯の進行度による治療法

例えば、分類上は同じC2でも、C1に近いC2と、C3に近いC2では、むし歯の状態がかなり違います。
この場合、前者はC1の治療、後者はC3の治療に準じた内容になる事も有ります。

初期むし歯(CO)

むし歯になりかけている段階なので、削らないで回復を待つのが原則です。 先ず、歯についた歯垢(プラーク)を除去し、正しい歯磨き法や生活習慣改善の指導を受けて、定期的な検診で様子を見ます。

進行したむし歯(主にC1)

エナメル質がむし歯になっているので、う蝕部分を削り、その後、修復材料で埋める。 もっとも広く使われている修復材料が、プラスチック樹脂のコンポジットレジンです。これを使った修復をコンポジットレジン修復といいます。

より進行したむし歯(主にC2)

むし歯が象牙質まで進んでいる。う蝕部分をClより大きく削って形を整え、そこに金属、 或いはコンポジットレジンで出来たインレーという詰め物をはめ込むインレー修復を行います。

さらに進行したむし歯(主にC3)

歯冠部が崩壊して、歯の見える部分が殆ど残っていない。出来るだけC3と同様に根管治療を行いクラウンを被せますが、 状況によりブリッジ、入れ歯、又はインプラントを入れなければならない事も多々有ります。 この様にむし歯は進行すればする程、大きく削る必要が有ります。 そうなると、通院回数が増え治療期間も長くなります。修復材料も高価になります。 出来るだけ早くむし歯を発見し、早期に治療を始める事が大切です。

非常に進行したむし歯(主にC4)

むし歯になりかけている段階なので、削らないで回復を待つのが原則です。 先ず、歯についた歯垢(プラーク)を除去し、正しい歯磨き法や生活習慣改善の指導を受けて、定期的な検診で様子を見ます。

 

コンポジットレジン修復

Cl~C2のむし歯では、エナメル質に穴が開いたり、むし歯が象牙質の表層部に及んで至りするので、 酸で侵された部分を削って修復材を詰めます。当院では、エアタービン(歯を削る機械)でガリガリ削るのではなく、 細かい金属の粉を吹き付けて削ったり、 薬でむし歯を軟らかくしてから、小さな器具で少しずつ掻き出すなど、削り過ぎない為の工夫を施した治療を行っています。 詰め物として広く使われているのは、プラスチック樹脂のコンポジットレジンというもので、パテのように軟らかい物ですが、特殊な光を当てるとすぐ固まります。 色は数種類有りますので、自分の歯に近い色を選ぶ事が出来、審美性にも優れています。このコンポジットレジンを、削った部分に直接詰めるのがレジン修復で、 人目につく前歯や、奥歯でも、噛み合わせ部分だけ浅く削った場合などに行います。麻酔は不要な事が多く型を取る必要がないので、通常1回の治療で終了します。

 

インレー修復

むし歯が象牙質の中まで進んでいると削る部分が大きく深くなるので、レジン修復では対応できない事が多くなり、 インレーという部分的な詰め物を使うインレー修復を行います。インレーは前歯にも奥歯にも装着出来ますが、 保険診療で出来る主なものは、銀色をした金銀パラジウム合金製です。患部が前歯で色が気になる場合は、 セラミックを用いたインレーを入れる事も出来ますが自費診療になります。インレーを作るには、先ず歯の型を取り、 その型に石膏を流しこんで模型を作製し、この模型を使って、歯の形に合うインレーを完成させます。 歯科技工士に製作を依頼するので、治療は最低2回の通院が必要です。治療の初日は、局所麻酔をしてむし歯を削り、 インレーを入れる為に穴の形を整え、歯の型を取ります。その日の内にインレーを入れる事は出来ませんので、仮の蓋をして帰宅して頂きます。 数日後、インレーを装着し、歯にぴったり合う様に調整します。噛み合わせを確認し、問題がなければ歯科用セメントで固定し治療が終了します。

歯髄温存療法

進行度がC2でもC3に近い段階まで進んでいる場合、歯髄(しずい:神経)が炎症を起こしていることがあり、歯髄を除去する抜髄(ばつずい)を行います。 しかし、象牙質が薄く残っているなら、歯髄温存療法により、歯髄を残せる可能性が有ります。 これは、むし歯を全部削ってしまうと、歯髄が露出してしまいそうな時にとる方法です。 歯髄が露出すると感染し易くなるので、あっという間にC3に進む可能性が有るからです。 それを避ける為に、敢えてむし歯を少し残し、象牙質の増殖を促す水酸化カルシウムなどの薬を塗布して、セメント剤などで蓋をします。 後日、蓋を取り、象牙質が十分に増殖していたらレジン修復を行います。象牙質の増殖が不十分な時は、もう一度薬を塗布して蓋をします。 治療期間は長くなりますが、うまく行けば進行したC2のむし歯がレジン修復で治りますからメリットは大きいです。

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